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読書

東谷暁 世界と日本経済30のデタラメ


        日本の公務員の数は世界的に見ても、少ないそうです。給料も世界的に見て、そんなに多くないとも言っています。公務員を減らせというのは政治的暴言だといっています。少ないながら、真面目に仕事をやっていると言って、度重なる社会保険庁の仕事のミスも人員が足らないことから来ているのではないかと温情ある見解を示しています。我々はデーターを見ることなしに、政治的な大言壮語に騙されやすい人々ではないかと思われます。ついつい大きな声のほうになびいていく傾向があります。私も私の収入と比較して公務員はとりすぎだと思っていましたが、これは自分の努力が足りないせいであり、ほとんどの公務員は真面目に給料以上の仕事をしているということに間違いは無いようです。今朝とて、14年前の廿日市の女子高校生殺しの犯人の容疑者が指紋の照合で捕まったということですが、何と日本の警察官たちは優秀な人たちが多いのかと思い知らされます。前日の新米の警察官が先輩の警察官をピストルで撃ち殺したという事件は残念なことですが、今回の手柄は大いに警察官の信頼を喚起させるものだと思います。広島中央署の8000万円の紛失事件も10年そこらできっと解決してくれるだろうと期待が高まります。

私は最近不整脈で病院を掛け持ちしましたが、費用はせいぜい1万円そこらです。どの病院も貧乏人であっても分け隔てなく診てくれます。もし私がアメリカの黒人で貧乏人であったら、とてもじゃないが病院には行けないでしょう。盲腸の手術でも200万円以上もかかり、支払いがないと、心臓手術を受けた人が術後三日後に病院から追い出され、死亡しています。日本の皆保険を変えようとしていますが、是非ともこのような制度はのこしてほしいものです。この本でも、「医療を民営かすれば・・・」と書いていますが、アメリカ系の保険会社が儲けるだけで、我々患者は貧乏人だと切り捨てられるようになるだろうと東谷暁は言っています。

いずれにしても世の中にはまやかしの大言壮語が多いのですから、それらを鵜呑みにしないで、よくよく考える習慣を身につけないと、いいようにされるということを肝に銘じなければなりません。

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