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松本哉 貧乏人の逆襲 タダで生きる方法

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松本哉 貧乏人の逆襲 タダで生きる方法


        松本哉は法政大学に在学中に抗議の方法を学習したようです。キャンパスに炬燵を持ち込み、鍋パーティーを行い、酒を振舞い、気勢を上げるという方法です。また七輪を持ち込み、くさやを焼き、事務所にいる大学職員を燻し出すという方法も彼の発明です。とうとう逮捕され、執行猶予になります。拘置所で犯罪者に会い、大学では学ぶことが出来ないものを知ることができました。大学側も手を焼いて、とってもいない単位を強引につけて卒業させます。

杉並区の高円寺の商店街でリサイクルショップを開きます。世の中は1%の金持と90%以上のわれわれの貧乏人で成り立っているというのが彼に持論です。

「正社員で働いているし、結婚して子供もでき、家も買ったし、なんとか勝ち組かな、などと思っているキミ!思い上がってはいかん!!!気の毒だがキミもすでに立派な貧乏人だ。本当の勝ち組はちょっと仕事を休もうと、何年もなんにもしなくても、自然とカネが舞い込んでくるシステムを作っている奴らのことだ。・・・我々がちょっとでも仕事を休んだらどうか?たちまち金が尽き、ぐうの音も出ないようになるに違いない。そんな自転車操業の我々はまさしく貧乏人なのだ。今の日本社会の90%以上は貧乏階級だといっても過言ではない!せいぜい優秀な模範囚か問題児の囚人かの違いで、結局囚人であることには違いない。こうなったらもはや脱獄しかないな!」

金持のシステムでは、「社会のために苦労して頑張るー世の中が栄えるーそのおこぼれを頂戴する」という教育を貧乏人に施し、サービス残業をさせ、「散々」絞り上げて、役に立たないようになったらポイと放り出します。それに対して松本哉は「好きなことをやるー困ったことが起こるーもめるー何とかなる(何とかする)」という生き方を提唱しています。

放置自転車撤去に対して反対のデモをしたり、リサイクルショップでは死活に関わる古い電化製品は売ることが出来ないという法案に対する反対のデモをしたりしています。大学時代の抗議の方法、トラックに炬燵を載せ、鍋をつつきながら、街を練り歩きます。それか大きなスピーカーをつけ大音響でロックを流しながら、右翼さながらの運動をしています。とうとう都議選まで出馬しましたが、残念ながら落選しました。しかし1000票超えていたので供託金に30万円は返ってきたということです。

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