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タイトルの「役に立たない読書」とは、このような読書をすべきでないということではなく、そういう読書こそすべきだということです。その前にはまず自分の専門に深く造詣を持ち、それから多方面の読書をすべきであるというのです。職としての読書ばかりしていると、人間的に「面白くない」人間になるようです。専門家バカです。職とは関係のない本を読んでいることこそ、「魅力的」な人間になるそうです。また本は買うもので借りるものでないと言っています。私のように図書館で借り、無料の青春文庫をインターネットで引っ張って読む者は、たいしたものでないということになります。まさしくその通りです。芯になる専門性もないし、興味本位で読んでいるから一貫性がありません。でも林望と一致するのは、読書を彼は「娯楽」といい、私は「暇つぶし」と言っていますから、この点では大いにご同慶の至りとなるでしょう。この備忘録も読んだ本は二度と読まないために書いているのですが、最近は読んだ本も気づかず、まったくはじめて読むような気になって読んでいます。脳にボケの成分が溜まり込んでいるのでしょう。私は正座で読書などしていません。この本でも書いているように「枕上の読書」ということで、寝ながら本を読んでいるのです。これでは学ぶという気はさらさらなく、死ぬまでの猶予期間、カネを使うことなく過ごせるのは読書ということで、貧困老人の生きるワザといえましょう。