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1994年「埼玉愛犬家殺人事件」というものがありました。犬のブリーダーをしていた夫婦が、犬を売ったお客さんや、恐喝するヤクザなど4人ほど殺したという事件です。高山耀山はこの殺されたヤクザの親分です。親分によるとこの夫婦はもっと殺していると言っています。ただ死体が見つからないので、わからないだけだということです。犬を殺処分するときに使う薬を獣医からもらい、それを強壮剤のドリンクに入れ、殺し、遺体を細かく切り分け、ドラム缶で石油とコールタールを入れて、すっかり灰にし、それを川に流したり、山に捨てたりするのですから、遺体なき殺人ということになっているということです。この夫婦に協力した男がいて、親分によると、アメリカの司法取引というものにならって、夫婦の殺人を証言することで自分の罪を軽くしてもらったということではないかと言っています。客とのトラブルが多くなったのでヤクザに頼んで解決を図りましたが、このヤクザが前よりもまして金品を要求するので、薬を飲まし、例のようにして殺しました。このヤクザの運転手もついでに殺しています。身内の二人も殺されては、報復しないわけにはいけませんが、当時この事件はマスコミの知れるところとなり、連日この夫婦の家や店の前では報道陣たちが詰め込んでいました。おまけに警察からは留められ、報復ができませんでした。夫婦は男の証言で逮捕され死刑の判決が出ました。
高山耀山親分はこのブリーダーからトラを購入して飼っていました。当時ヤクザも潤っていて、猛獣を飼うことがはやっていたそうです。たぶんこれも脅しの材料であり、カネを払わない連中を引き立て、檻の前に立たせて脅していたのではないでしょうか。銃所持の操作で、檻の中に銃があるとチクリがあったので、捜査官が来ましたが、やくざには強い捜査官も、何をしでかすか分からないトラのまではいささかたじろいたということです。