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この事件が起こったのは1998年でそろそろ20年近くになるのです。死刑判決を受けた林真須美はまだ死刑されていません。法律的にはよくわかりませんが、再審請求がある間は法務大臣は死刑の執行にサインできないのかもしれません。事件当時、真須美被告が庭で家の周りに集まった記者らにホースで水をかけたシーンが思い出されます。何と図太い女だろうかと思っていました。毎日テレビで報道されて、裁判になる前からこの女が犯人だと確証されたような感じです。真須美の亭主も保険金詐欺で捕まり、砒素を飲み、保険会社を騙していたということもあり、このカレー事件も真須美がやったのであろうと思わせるものでした。裁判でも最新式の分析器で真須美の家の砒素と紙コップの砒素が一致したということで、この女に間違いないだろうということになったのですが、最近では真須美の家の不純物の多い砒素と、紙コップの純度の高い砒素との整合性がとれないようになっています。水に溶けたインクが元に戻らないように、不純物の高い砒素を純度の高い砒素にするには困難です。大学の研究室でないと出来ない相談です。当時ではワアワアと騒いでいたので、あまり考えることもなかったのですが、この欲深い夫婦に、関係のない近所の人を殺しても保険金など下りてこないということです。動機がはっきりとしないのです。テレビでは近所とのいさかいがあったなどを報道されていましたが、当時はそれで頷いていました。しかし今になって冷静に考えてみると、そのくらいのことで何人も死ぬかもしれない砒素をカレーに入れるのかという疑問が残ります。単に腹痛を起こして近所の連中を困らせたかったのだという説明もあります。素人ゆえ致死量が分からなかったので、あのような大事件になったのだということです。そのようにも考えられますが、それは状況証拠であり、確証ではありません。当時の家庭では砒素はどこの家庭でもあり、真須美の家にしかなかったというわけではありません。
今もそうですが、テレビなどのマスコミの集中砲火浴びるほど、ダメージの大きなものはありません。真須美のホース水浴びせは全国でバッシングを受けましたが、アメリカなどでは自宅の敷地に越境してくる人間にはライフル銃をぶっ放して殺しても無罪になるということを考えると、ホース水浴びせなど非難に当たることもなく、かえって手ぬるい感じも今ではしてきます。