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読書

柳在順 下品な日本人


        この本のタイトルの「下品な日本人」というにはもともと韓国語にあった言葉で「下品東夷」といわれます。「倭人」(ウェノム)「チョッパリ」(豚の足)とか、最近では「寿司男または女」といわれることもあります。反日教育で韓国人は日本人を嫌っているのがほんとんですから、いまさら好きになって欲しいと願っても無理というものです。この本の出版が1994年で、バブル崩壊の後ですから、日本の自信もぐらつきましたが、それでもまだ韓国には大きく差をつけていた時代です。「克日」といって、韓国は日本に打ち勝とうというスローガンで、日本製品を真似、それらを日本よりは安き価格で世界に販路を広めようとしていました。それが今ではある部分では韓国のほうが日本を抜いてしまいました。韓国も一応先進国の一員になったのですから、先進国並みの行動をとって欲しいものです。日本を貶めて鬱憤を晴らすのを止めてもらいたいものですが、韓国人の「恨」の習慣は早々なくなるものではないようです。

オンドルのある韓国の暖かい住居から見て、日本の畳の寒々とした住居に住む日本人を「かわいそう」と柳在順は言っています。また柳在順が借りた日本のアパートの狭さで、親戚に「ウサギ小屋も家なの?」と言われたと書いています。日本人は毎日風呂に入り、清潔だと思っていたけど、垢すりで一杯の垢が出たのを見て、何と不潔な人たちだろうとも言っています。韓国人だけではなく、他の国々の人たちも日本に来ると、日本が嫌いになって帰って行くと断言しています。要は日本人は表面だけ優しいフリをしていますが、本当は冷たい人間なのだということです。おおむね柳在順の言っていることは正しいことかもしれません。大家族のべたべたした社会から、一人世帯が多くなっている日本では、愛情の希薄な社会になっているのでしょう。韓国ドラマ「ソル薬局の息子たち」を見て、いい大人の兄弟が一緒に同じ布団で寝ているシーンや、大人の娘が母親と一緒の布団で寝ているのを見て、違和感を覚えました。もはや日本ではそのような家族体系にはなっていないからです。やがて韓国も日本のようになっていくでしょう。韓国は今ではキムチも家で作るよりは、中国産のキムチを買っているようです。最近のニュースで、韓国産のキムチの輸出量より、輸入されたキムチのほうが大幅に増えたと伝えられています。おまけに兵役を忌避して、海外の逃れる韓国人男性も多くなったと聞きます。ここでもう一度、柳在順に自国についての「上品な韓国人」を書いて欲しいものであります。

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