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柴田佳秀監修 中川学 うち、カラスいるんだけどくる? カラスの生態完全読本

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柴田佳秀監修 中川学 うち、カラスいるんだけどくる? カラスの生態完全読本


        半分以上が漫画になっていて、記述の部分は3分の一くらいしかありません。その漫画も出版社で働く独身のサラリーマンが主人公で、若く見せるために鬘を着用しているというパリッとしていない男です。その男の安アパートにカラスがやって来て対話するようになります。

どうもこれは自然科学書として出すには中味が薄いもので、漫画を入れて、膨らましたという本なのでしょう。カラスの生態は最近テレビでよく放送されていますから、遊び好きであるとか、クルミの実を自動車に轢かせて、中味を食べるとか、訓練すれば言葉もしゃべるかもしれないと前から知っていました。この本にもそのようなことも書かれています。この本で新しく知ったことは、カラスにはハシブトカラスとハシボソカラスがいて、繁華街のゴミを漁るのはハシブトカラスで、歩き方もピォンピォンはねます。反対にハシボソカラスは田園地帯に住み、歩き方は足を交互に動かします。カラスは3月4月頃から巣作りを始め、6,7月頃には巣立ちが始まり、8,9月には親離れするそうです。煙突に泊まってその煙を浴びることが大好きだということ、蟻をたからして「蟻浴」もするそうです。なぜそのようなことをするのかはわかっていません。寿命はロンドンでのワタリカラスが44年間生きた記録があります。平均20年間くらい生きているのではないかと推量しています。

広島ではカラスの巣は百メートル道路の樹木や比治山の樹木の上にあるのでしょう。朝5時くらいからギャアギャアと鳴いて流川のゴミを漁っています。夜回収できなかったゴミが朝には道路に散乱しています。私がシーシーと追い払った次の朝にはバイクの座席にカラスの糞がついています。たぶんカラスは私を覚えているのでしょう。そのうち襲われるかもしれません。ヘルメットを被っているのでたいした危害もないでしょう。私が見あげると電柱の電線には何匹かのカラスが下を窺がっているようです。監視されていると思うと気分がよろしくありません。ゴム銃でも買ってカラスを蹴散らしてやろうかと考えています。

最近小型カメラが発達しているので、これをカラスにくっ付け、カラスの日常を撮影したら、カラスについてもっとわかるのではないかと思われます。今からはアクションカメラ学問という分野ができるかもしれません。

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