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桐谷広人 桐谷さんの株主優待ライフ

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桐谷広人 桐谷さんの株主優待ライフ


     先の「株主優待ガイド」と同じ2013年の出版です。彼の父親が資本主義に反対する共産党であったにもかかわらず、息子の桐谷はどっぷりと資本主義にはまり、共産党が嫌う不労所得を満喫しています。その頃株主優待で有名になってテレビなどに出ていますが、日々、起きてパソコンの前で株の取引を少しし、あとはママチャリに乗って優待券の消化を目指し、ジムに行って運動して風呂に入ったりしています。株の配当と優待券のおかげで、働くことはありません。働くといっても将棋指しですから、稽古先をとるくらいですが、もはややっていないようです。いまだ独身で、テレビに出たとき若い女の子のタレントと会って、ほのかな欲情を楽しんでいるようです。恋愛もしたことがないと言っています。こんな資産があれば女も寄ってくるでしょうに、いまだに結婚しないところを見ると、女に対して不信感があるのでしょう。死んだから米長の言い分は聞かれないが、桐谷の言うようであったら、女など信用できないでしょう。人当たりのいい米長に対し、いかつい升田幸三のいい話を桐谷は披露しています。もともと桐谷は升田の弟子です。桐谷の食えない時期の正月に駅でばったりあったら、この師匠はちり紙に包んで2万円を桐谷にお年玉だといってくれたそうです。この升田も私の父と同年代で、升田は兵舎でぼーとしていたと言っていました。大山康晴も桐谷には恩人に当たります。桐谷が胃潰瘍で広島に広大病院に通っていた時、大山がたまたま桐谷の親戚に出会って、「彼は8段になれます」と言った事を、この親戚を通じて聞いたことが、将棋を諦めかけていた桐谷を奮発させます。それでやっとプロの4段になれたのです。7段止まりでしたが、それもこれも株に熱中して将棋に集中できなかったかもしれません。将棋ほどメンタルなものはありません。資産が3億から一挙に5000万円になったりすると将棋どころではありません。このことで桐谷は株の信用取引をやめ、優待株優先の株取引を始めます。アベノミクスのおかげで、以前の損も少しは取り戻しているようです。

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