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桜井進 世界を変えた数の物語

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桜井進 世界を変えた数の物語


     円周率の小数点以下は、10兆目ほどになっています。10兆目の数字は5だそうです。素数も1742万5170桁までいっています。これから先もっと大きな数字になっていくでしょう。意味があるのか、コンピューターの電気の無駄遣いかわかりませんが、記録を打ち立てるために人間はこうした努力をやめないでしょう。

厚さ0.8ミリの紙を何回折ったら月までの距離にいたるかという問題があります。たかが43回折るだけで月までの距離を越えます。信じられないことですが計算上ではそうなります。累乗は恐るべし。日本でも曽呂利新衛門が褒美として殿様にふた粒の米を毎日倍にしてそれを一ヶ月続けることを要求しました。ところが一ヵ月後の米の総量は日本全土で産出する米の総量を上回るというので殿様が頭を抱えたと言う話もあります。2の30乗ですから普通の電卓では数字がはみ出るでしょう。

かつては預金100万円預けると年に4,5万の利子がついていましたが、今や2,300円の利子しか着きません。一億円あれば何もしないでも利子だけで優雅な生活ができるという状況がありましたが、今ではそれを寝かしているだけではたいした収入は得られません。欲をかいてもともとあったものをなくする人も多いと聞きます。もはやこの時代手持ちの金を2倍にも3倍にもするようなことはありないと気づくべきです。数学はある面詐欺にも利用できるものだと言うことが最近のサブプライムローンでわかりました。数学の詐欺師は数字に色をつけてそこに夢を貼り付けますから要注意です。最も論理的な数字もこの手の人物にかかったらどのような「たわけ」でももっともらしく説明できるものになります。ただでさえ数学に弱い我々はたやすく騙されるでしょう。

白寿というのは百という漢字の上の横棒を取ると白という字になります。100から1を引いて99歳を白寿と言うのです。私も30年ちょっとありますが白寿まで生きたいものです。

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