ハイヒールを履いた女になぜ男は発情するのかと言うと、尻を突き出した格好がオスを受け入れる形になっているということからだそうです。これを学術的用語では「ロードシス」といっています。

「ロードシスと言われる体位、ラットや犬ネコなどの哺乳動物で発情期のメスによく観察される姿であり、メスがお知りを突き出すようにしながら、下部脊椎を弓なりにそらす」

セックスしてちょうだいといっている格好ですからオスは燃え上がるのはあたりまえです。人間の女性も意識はしないまでも、男を徴発する、無意識的な術を生来的に身につけているのでしょう。

有性生殖は病原菌の対抗策としての多様性で対応するためにありますが、医学が発達すると、オスとメスの生殖器の結合といっためんどうなことは必要でなくなるかもしれません。子孫を残すためにオスは必要ではなくなります。メスだけで子孫を作ることができます。今の日本でも子種だけをもらって、子を生みその子と二人きりで生活したいという女性が増えています。男は鬱陶しいだけだと言う女性が多いのです。男としてもわからんでもありません。私も生涯一人ですが、女がへりにいると鬱陶しいと感じます。馬でも発情していない時の雌馬は牡馬が近くに来るといらだって、後ろ足を蹴るしぐさをします。本来的にオスとメスはメスが発情していないときは離れて過ごしているのが一般的です。人間のように結婚制度ができていつも一緒にいるということは不自然なことなのでしょう。最近はどこの国でも離婚率が上がってきているようですから、こうした人間の一夫一妻制度が疲労をきたしているといえるかもしれません。

アップルのジョブスがこう言っています。

「もし今日が最後の日だったとしても、今からやろうとしていたことをするだろうか」

大方の男も女も厭き腐った相手と、人生最後の日にセックスしようとは思わないでしょう。