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梶山季之 李朝残影

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梶山季之 李朝残影


    産業スパイ小説、風俗小説でベストセラー作家であった梶山季之がこういうものを書いたとは知りませんせした。戦前ソウルにいて京城中学校に入り、戦後広島に帰っています。広島師範を出て、雑誌のルポルターをやって作家になった人です。

建前では朝鮮人も日本人と同等であると言いつつも、京城中学校で見るとおり、大方は日本人の子弟で、朝鮮人の子弟はクラスで一人か二人です。日本が併合した朝鮮で出世するためには、朝鮮人は日本語をマスターしないといけないし、名前だって日本風に変えないといけなかったいうことです。戦後これら日本よりの人は殺されたり、強奪されたりしたと小説では書かれています。今でも韓国では「親日罪」というものがあり、日本と戦前仲良くしたものは財産没収の憂き目にあいます。これは朝鮮人の例の「恨」の性格にもよりますが、日本の朝鮮統治がへただったとも言えます。朝鮮に学校を建てたというのも日本人のためであったし、ソウルの町をきれいにしたのも、日本人が快適に住むためです。朝鮮に行った日本人は小説でも見るとおり、朝鮮人を1等下の民族と見下しています。日本は朝鮮の身分制度を破壊しましたが、新しく日本人が両班になり、朝鮮人は平民になったということになります。

戦前、ソウルの街中には今でもある日本企業名があります。広島の企業、熊平金庫も繁華街に店を出しています。明治製菓など大きな会社もありますが、日本人の個人の店などソウルの町に多くできています。

戦後梶山季之はソウルに行っています。彼が住んだ家も残っていて、中学校もそのままで、日本が作ったインフラをまだ使っているのです。また韓国人から植民地にしたことを謝罪しろと言われています。「親日罪」ができるくらいですから、日本と仲良くとはいかないのが当分続くでしょう。

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