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森功 同和と銀行

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森功 同和と銀行


        同和団体には警察も税務署も行政も銀行や一般企業まで腫れ物を触るような感じで接しているようです。同和地区の人々を優遇する法律ができ、同和でないものもその特典にあやかって同和と名乗り、それらの優遇を受けようとします。本編の主人公小西邦彦は同和の出身でかつ山口組の構成員であります。大阪市の高架下の私有地に無許可で店を開いた露天商ややくざの店を一掃したことで、小西は大阪に借りを作ります。その借りのために大阪市はそこの駐車場を作り、それを小西に任せます。これが小西の資産形成の一歩です。バブルの時期は地上げ屋や口利きで億の単位の金を動かすようになります。ヤクザのために銀行から金を引き出して迂回融資をするようになります。結局返済できなかった金額は80億円になるそうです。表で出ているだけの金額ですから、裏ではもっとあるのかもしれません。このたびのコロナウィルスで政府は補償金を出そうとしていますが、ヤクザ組織はこのための勉強会を開き、濡れ手の泡の千載一遇のチャンスを狙っているかと思われます。

広島のヒーロー西城秀樹の結婚で彼の係累のことが書かれています。

「小西さんは西城秀樹のこともよう知っています。西城のお姉さんが、山口組若頭だった宅見勝組長のあねさんでしたからね。ただ、披露宴への招待は西城側からのものではありませんでした。嫁はん側の槙原家の主賓です。新婦の旧称名は槙原美紀さん。新婦の父親槙原さんと小西さんは、いっしょに仕事をシテイタ仲でした。だから小西さんは、新婦側の主賓として、スピーチを頼まれたのです」

槙原美紀は大分の出身で、不動産開発業者ですが、大阪では同和でないと仕事がやりにくいので、小西に頼んで同和のグループに入れてもらったということです。

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