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森永卓郎 萌え経済学

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森永卓郎 萌え経済学


         最近科学的分野での翻訳本の出版が少なくなっているよう気がします。アメリカにもはや創造的な科学的発見が少なくなっているのか、日本人がアメリカの大学に入って最新式のものを吸収するという意欲がなくなったのか、よくわかりません。論文数も中国に抜かれ5位まで落ちています。国の研究費の補助も少なくなっているようです。科学的分野はほとんどやりつくして、フロンティアがなくなっているのかもしれません。それか、残っているものが非常に難しく、にっちもさっちもいかなくなっているのかもしれません。

小幡績は人に投資して、新しく、他人が真似できないようなものを作るような人間を養成しないといけないと言っています。ところが科学や工学やその方面がほとんど行き詰まっている状態では、アインシュタインが100人くらいいないと、そこを突破できないでしょう。へたをすると、100年ばかり人に投資したけど、何も生み出せなかったということの可能性も出て来ます。

森永卓郎の考え方は小幡績と違っています。小幡績の言うところの、「高度の、あるいは新しい技術に基づいた商品が高付加価値をもたらす」ということは、「新規分野を開拓することによって、成長を遂げるという思想」であり、「高度成長期の幻想から抜け出していない証拠」であると言っています。森永卓郎の言うところは、科学一点張りのアインシュタインになることではなく、科学と、それ以上に芸術に重きを置くレオナルド・ダ・ビンチになることであるようです。芸術そのものが高付加価値ということです。だから今低収入で働いている漫画家やアニメの制作者がやがて次期の覇者になると予想されるのです。といってもレオナルド・ダ・ビンチはそうそうでるものではなく、一人や二人くらいかもしれませんが、トレンドとして今からは各自思い思いに芸術を考えながら、生きていくということになり、へたであろうとも独自なものを考えていると、一発大逆転の幸運に恵まれるかもしれません。

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