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森永の言うところ、資本主義とは「権力の側にいる者が、その他の無知な大衆から収奪する」ものであって、大方の人間がうまいこと言われて騙されているということになります。そうされないためには経済学を学んで、権力側のうそを見抜けるようにならないといけないということになります。もともと資本主義はそういった傾向がありますが、小泉以降、アメリカの新自由主義にかぶれて、ますますその傾向が強くなり、それが派遣社員の膨張となり、労働者の賃金は下がったが、資本の持ち主たちはかえって収入を何倍にもしたということです。これらアメリカの新自由主義者は森永によると、水商売のオーナーみたいなもので、通信や金融などのあぶくゼニを扱い、地味なもの造りなどは馬鹿にして一括して中国などにアウトソーシングし、マンハッタンのオフィスや六本木の高層ビルの中で、コンピューターの前で、パチンコよろしく、反射神経を駆使して、株の売買債券の売買を連打しているということになっているようです。もはやこれもコンピューター自身が自動的に行なうようになっています。こういった利益優先の数字だけが大手を振る世界はどこかいびつな世界でいつまでも続くとは思われません。一部の者だけが富を満喫し、その他は指をくわえているというのは、いつまでたってもテロはなくならない。植民地時代からの欧米の思い上がりが現在のテロの温床ですが、今からは富裕層の思い上がりが、貧困者のテロを引き起こすでしょう。その点アメリカの富裕層は敏感で、何年も前から、富裕層だけの街を建設し、貧乏人が入ろうとしても銃を持ったガードマンがはねつける仕組みを作っています。しかしこのようなものを作ったとしても、世界に不穏な情勢が蔓延すれば、どんなにガードを強くしても安全だとは言い切れない。