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読書

横山智 納豆の起源


        納豆は二日おきに食べています。朝食で削り節とネギをいれ、付属のからしとたれを入れて食べています。何年もこのスタイルで食べています。糸を引いているのが外国人には受け入れられないのでしょう。腐っていると思っているのでしょう。発酵していると思ってもらいたい。納豆菌は土の中にいます。タイなどの東南アジアではバナナの葉とかその地に生える植物の葉で煮た大豆を包んでいます。中には新聞紙に包んで納豆を作っています。それなりに納豆が出来ています。葉や新聞紙に付着した納豆菌が作用しているのでしょう。中には灰をいれるところもあります。これは他の雑菌を殺し、納豆菌だけを生かすためです。それほど納豆菌は強いということになります。

日本では納豆はごはんに乗せて食べますが、東南アジアでは野菜炒めに入れたり、スープに入れたり、カレー汁の中にも入ります。調味料の一種として使われています。もちろん油で揚げて、煎餅のように食べたりもしています。

納豆の発生場所はどこかと探索していますがはっきり断定することが出来ません。ヒマラヤ山脈から東南アジア、中国、韓国にわたって納豆がありますから、範囲が広すぎます。大豆の遺伝子解析では黄河中下流域が栽培の「起源地」であるといわれていますが、果たしてそこで納豆ができたかどうかはわかりません。

納豆の起源などどこでもいいのではないかと思いますが、研究者にとってはこのささいな問題を究明することに生きがいを感じています。そのために雨で道路が寸断される危険な場所までも出向いていきます。どんなことでも未知の発見者は歴史に名を刻み込まれるでしょう。

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