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霞ヶ関のキャリア公務員の話です。東大か有名大学の出身者たちがひしめく牙城で、我々劣等生が手も足も出ぬ世界の住人たちです。これら偏差値の高い人たちは親も偏差値が高いのです。政治家で2世が問題になっていますが、官僚でも親がキャリア官僚なら子もキャリアになっています。もはや小商売の息子や娘など入学できるようなところではありません。年収の高い家庭で幼少のころから周到に仕込まれ、難なく試験をクリアーできる能力を身につけています。かつて庶民出の総理大臣の田中角栄の娘・真紀子が外務大臣になり、外務省の気の入らない官僚を左遷させましたが、真紀子が失墜すると、いつの間にか外務省の人員は元に戻っていました。はっきりいって外務省の官僚たちはこの成り上がりの娘を馬鹿にしていたようです。この外務省ほど、2世3世が多くいて、幼少のときから西欧文化の中に浸り、ワインの味も堪能で、西欧人と伍してもいじけることがない堂々とした態度が身についているのだそうです。小さいときから沢庵をかじり、苦学してやっと外務省のキャリアなど悲惨なものはありません。一本何万円もするワインなど飲んだことがないのですから、ワイン談義などできるはずもなく、外国の要人をもてなすことができないのでノイローゼになるようです。縁故とは言わないが外務省ではやはり親を見て、息子や娘たちを採用しているようです。
これらキャリアたちは嫁を取るのもよく計算しています。本能にまけてどこの馬の骨ともわからぬ非正規のアルバイトの女に手を出しては出世できません。親が大会社の重役か、キャリヤ官僚の娘をもらわないと出世街道からはずれることになります。この霞ヶ関のなかには学閥以上に閨閥が幅を利かせているのです。女をたどっていくと、お嬢様大学を出て、父は一部上場の大会社の役員であり、その兄弟には自民党の政治家がおり、その従兄弟は大学の教授であるといったような係累がゾクゾクと見えてくるのです。
もはや日本は江戸以上の階級社会になったようです。このようなものがデンとして上の収まり、わが世の春を謳歌しているようでは、もうそろそろ明治維新のようなことを起こさないといけないという気にさせられます。当時では下級武士や足軽が階級をシャフルし流動化して新しい考え方を取り入れ発展していったのです。今おつにすましてワイなど飲んでいる連中は元を正せば、これら下級武士や足軽の成れの果てです。もはや伊藤博文のように刀で人を殺したという経験などありません。変にソフィストケイトされ、顔に冷笑を湛えた嫌な人間になりおおせています。今一度日本を変えていこうとする覇気ある人間が出ることを願うばかりです。