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読書

橘玲 残酷な世界で生き延びるたった一つの方法


     この本の中ごろで、赤尾敏に寿司をご馳走されたというところまできて、この本は読んだことがあると気づきました。調べてみますと、今年の1月10日に感想をアップしています。たった4ヶ月まえのことですが、まったくはじめて読むような気でよみました。

現在の仕事は、マクドナルドで働くように、頭を使うことなく、マニュアルに沿って働けばいい仕事と、頭を酷使するクリエイティブな仕事に分かれるそうです。「馬鹿は死んでも治らない」という日本のことわざがあるように、最新の遺伝学では、いくら頑張って勉強をしても、その下地がないと、時間の無駄使いになるというのが定説のようです。

ミュージッシャンの才能もないのに、四、五十になってもバンドを組み、普段は弁当屋でアルバイトしているという人を例に出し、ミュージッシャンになる夢を諦めると、死ぬほど退屈な「マックジョブ」が待っているだけということになり、自分ではわかっていてもこのような無駄な努力を続けざるを得ないようになっているという、ありがちな例を出しています。

才能もない、偏差値の高い大学も出ていない、何のとりえもない人にとって、「マックジョブ」しか収入の道はないのですが、このような仕事が嫌なら、好きなことをやるしかありません。また例のミュージッシャンに戻るのですが、ここでちょっとした「工夫」が必要です。つまり「ビジネスモデル」(収益化の仕組み)を自分で設計するということで、「自分の評判」を収入につなげることです。当分の間は貧乏暮らし続くかもしれませんが、「マックジョブ」のような身も心も磨り減らすような仕事をしなくて、好きなことをやっているのですから、そこは我慢しなければなりません。

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