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水野潮はタイの女性と結婚し、女性の実家であるチェンライという農村に家を建てて住んでいます。チェンライは観光で有名なチェンマイの近くにあります。隣の国ミャンマーとの国境に近い村です。バックパッカーで世界を放浪し、タイの女性に捕まり、1980年代から90年代、あっという間に時間が過ぎていったと書いています。家を建てたらまず最初に入るのは猫だそうです。猫を飼っていなかったら、どこから猫を借りてきて、家に入れるのだそうです。水野潮の想像によれば、猫の目が宝石のように見えるから、カネがたんまり儲けられるという思いがあるということになります。タイの女性は鉱物の金に大好きで、金のネックレスのプレゼントが一番喜ばれるそうです。はじめは日本人だからということで金持ちと思われていましたが、自分たちと同じくらい貧乏だとわかると、仲間に入れてもらって、農村生活を楽しんでいます。中には問題な人もいて、仕事もせず、年寄りの母からカネをせびり、飲んだぐれで、飲んだらけんかばかりしている男もいます。タイの音楽のミュージックビデを見ると、飲んだくれてばくちばかりをしている中年の男たちが再々見受けられます。水野潮によれば、このような暑いところで一生懸命に働くと死んでしまうということで、タイの男たちのぐうたら加減さを擁護しています。実際に嵐の日にはマンゴーが地上に落ちてきます。洪水の日には、台所から釣り糸を垂れると、魚が釣れます。カネがなくてもそこらに生えている草を刈り入れて食べることができます。米がなければ、隣からもらうだけです。でも少しずつタイも変わりつつあります。裕福さを知ると、タイの農村にまで資本主義経済が忍び込み、金持ちはエライということになってきているようです。