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読書

永井義男 江戸の性の不祥事


       われわれ人間が体に比較してペニスと睾丸が他の類人猿よりは大きすぎるということです。大概はメスが発情しているときにセックスを瞬時にするだけですが、人間とオランウータンはのべつ幕無しにセックスをやっています。俳人の一茶も朝から晩まで日に5回もセックスし、それが連日に渡るような年もありました。一茶52歳から60歳まで、お菊30歳から37歳、連日連夜の一茶のセックスの所望で、お菊は37歳「疲労困憊」し、死んでいます。お菊が死んで、2番目の妻はお雪でしたが、すぐさま実家に帰って離縁しています。一茶のセックス狂に恐れをなしたのでしょう。最後は子連れでしたが、それにも女の子を産ませ、一茶65歳で死んでいます。こうなると立派というほかありません。

隠居になっても豊かな武士は若い側女に子供を作らしています。

天野弥五郎右衛門 81歳

前田安芸守直勝  76歳

堀田河内守一輝  77歳

このような年をとった精子ではたとえ側女が若かろうとも、赤ちゃんにとってよかろうはずがありません。これら江戸時代に名を留めた三人は、われわれ男たちの夢ではありますが、同時に助平爺と言われても文句が言えない人たちです。

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