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セックスするには人生は長いが、虫の研究には人生は短いと著者は言っています。この大量絶滅の時期、まだ名もしれぬ昆虫がたくさんいるということは驚きです。人類はたかが20万年くらいですが、昆虫は3億年前から住んでいます。トンボだってかつては人の背丈ほどあったらしい。ゴキブリも一メートル近くあったでしょう。恐竜の成れの果てがニワトリだそうで、多数になると小型化になるのかもしれません。今人間は栄養豊富で太ったり大型化していますが、そのうち人口増の圧力から、食料の調達ができなくなり、江戸時代の人間のように米と漬物だけの食生活で身長が150センチくらいになったように、「チビ」ばかりなると想像する学者もいます。そのような時代になると、贅沢は言えなくなり、タンパク質豊富なゴキブリの炒め物を食するようになるかもしれません。
アフリカでボノボを研究していた京大大学院の女性が落ちてきた木で下半身麻痺になったことで裁判になっています。特にフィールド研究は危険が伴うものです。池田清彦も虫を追いながら崖から落ちたりしています。東南アジアにも採集に出かけていますから、変な病気になる危険もありました。今のところまだ生きているようですが、私と同じ73歳ですから、もはや昆虫採集に出かける元気はないでしょう。