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アイルランド出身のオスカー・ワイルドの言葉に、「結婚とは知性に対する想像力の勝利」、「二度目の結婚とは経験に対する希望の勝利」というものがあります。ヨーロッパ諸国には結婚はしないが同棲するカップルが増えているようです。アイルランドも晩婚化が進み、日本ほどでもないにしても出生率が下がっています。教育費は大学までただといっても、子育てはどこの国でも苦労するのでしょう。かつて4,5人いた子供も現在では一人か二人でしょう。
我々から見るとアイルランド人とイギリス人の見分けはつきません。でも両者はつい最近まで戦っていて、テロがあったりして不穏な状況でありました。宗教の違いです。アイルランドのなかでプロテスタントの多い北アイルランドとカトリックの多い南アイルランドに分かれています。
1845年ジャガイモの胴枯れ病で飢饉が訪れます。800万人の人口が450万人にまで減ったということです。それでアメリカに移住します。アメリカ大統領ケネディーの先祖もアイルランドからアメリカに移住した人です。当時アイルランド人は一日65個もジャガイモを食っていました。それが収穫できなかったのですから、餓死するか移住するしかなかったのでしょう。
ラクビー世界大会がこの前終わりました。ラクビーはイギリスでもアイルランドでもグラマースクール(進学校、貴族子弟が行く学校)の生徒がやり、サッカーは労働者階級の学校の生徒がやるものです。スポーツも階級差があるとは驚きです。
イギリスのEU離脱でアイルランドはどうなるのでしょう。ひとつの島に二つの国に別れ、国境がしかれ、今のところ自由に行き来することはできますが、イギリス領である北アイルランドがイギリスとともにEU圏を去ると、まるで朝鮮半島のようなものになります。北アイルランドに南のアイルランドの家族がいると、簡単に会えることができなくなります。どこでも人間が住んでいるところ問題だらけということがわかります。