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日本が高度成長時期の1971年に出版されています。皆が浮かれているときに、深沢は冷ややかに世間を見ています。当時、深沢七郎と野坂昭如が変わり者の象徴で、何と面白いことをいう人かとおもいました。深沢七郎の小説よりは、彼がインタビューで答えたこととか、このような相談回答がおもしろく、よく読んでいました。実際2016年のこの年になって、今日のニュースの九州の地震を見るにつけ、日本は滅亡するのだという思いはひしひしと感じられます。70年代当時は冗談だと笑っていましたが、この前の東北大震災、それに引き起こられた原発のメルトダウン、今回の九州の地震、経済も落ち込んで、弱り目に祟り目、深沢が理想とする、虫けらのように日本全体も絶滅するかもしれません。日本列島には3000人くらいが理想的で、それ以上は必要ないと深沢は言っていました。
深沢は「精神的」なものはすべて病気だと切り捨てています。
「何故、精神的に女を愛することは精神病の一種かと言いますと、異性愛、同性愛、母性愛、父性愛、兄弟愛、友情、とても神経的なことが多いので、それらはすべて精神病の一種です。人は肉体意外には存在価値はないのです。食うこと、セックス、排泄、それ以外は不必要です。つまり、人間の動きは、飯を食うこと(なるべくうまいもの、うまく食わなければ損です)くそ、ションベンすることザーメンを出すことの3つのうごきだけです。」
女性については、
「女とはクチビル、オッパイ、ヘソのまわり、性器などをしずかに触れば、ウーとか、スウーとか音をたてる、とてもオモシロイ肉体なのです。・・・誰が女のすることや考えていることなどに気をはらうものがありましょうか。サカナにはホネがあるので食べる時はそこを取り去ってうまいところだけを食べます。だから貴方もオンナの胸糞悪い点はそんなふうにしてください。」
ここではオンナは魚になっていますが、ビフテキだとも言っています。うまいものは食わんと損だということです。