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藤巻健史 吹けば飛ぶような日本経済

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藤巻健史 吹けば飛ぶような日本経済


      もうここまでくると日本はソフトランディングできなくなり、ハードランディングで極度の痛みを味あわないとすまないだろうと、藤巻は言っています。ハイパーインフレを起こし、タクシー初乗りが100万円になれば、今の国の借金の1000兆円も今の金銭感覚からすれば、1000万円程度ですみ、ゴミみたいなものになります。要するにハイパーインフレとは、「債権者から債務者への富の移行であり、この国の債権者とは国民、債務者は1030兆円の借金をかかえる政府なのです。」ということです。やり方は預金封鎖であり、国民の預金を強制的に取り立てて、新円と切り替えていくのです。だからカネを持っている人は今のうちに日本円をドルに変えておけと言っています。大金もちは藤巻に言われなくてももうそのようなことはしているようです。最近パナマ文書が公開されて、セコムの社長や大企業の名が記載されています。支払わなければならない税金を支払わないで、タックスヘイブンの地パナマに資産を置いているのでしょう。何と用意周到な連中でしょうか!我々ほとんど預金のないものはこのような心配はないかもしれませんが、コーヒー一杯が50万円になったら、どのようにしてこれらのカネを儲けねばならないかという問題があります。終戦当時のように、身の回りのものを売るか、闇商売に走るか、厳粛な裁判官のように餓死するかになるようです。

こうまで日本が落ちぶれたのはすべて円高にあると藤巻は言っています。円はドルに対して180円から200円がふさわしいと言っています。いくらいいものを作っても円高だと製品が高くなるので世界はそれらを買いません。安い韓国製や中国製が買われます。それに今のように大きな政府は必要でなく、小さくしろと言っています。年金制度などやめてしまえといい、市場原理に目指した真の資本主義になれと言っています。競争を復活させ、カネを儲けた人には法外な税金をふっかけないで、相続税も廃止しろと言っています。

結論として、日本は終戦当時のように、誰もが平等になり、ゼロからのスタートで、資源などないのですから、体や脳を使って、頑張るしかないようです。

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