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深田萌絵 20才からの株式投資

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深田萌絵 20才からの株式投資


       日本では公務員にならない限り女が一人で生きていくのは至難なわざといえそうです。萌絵さんも父親の倒産、行方不明から、母、妹、と供に荒波の世間に放り出されました。「丘の上のキャバクラ」というボンクラ高校から、美術短大を出て、就職しましたが月給は12万5千円、転職を繰り返しますが、26歳の時早稲田の政治経済学部に入学し、その傍ら株をやり始め、一躍株界での寵児になり、それが卒業後、イギリスの大手バークレイズ・キャピタル証券に就職できます。しかし上司と喧嘩し、そこをやめ、今では独立し「ファイナンシャル・アドヴァイザー(法人向け)になっています。苦しいとき、萌絵と母親は種銭で株をやり、母親は不動産の宅建の免許を取り、今では不動産をいくつも持ち、家賃収入を得るまでもなりました。ここまで至るには並々ならぬ努力があったのでしょう。株界のアイドル時代、証券会社の依頼で、臆せずいろいろなところに行ってインタヴューをこなし、多くのお金もちと知り合いになります。外国人とも会い、知らずと英語力が伸びていきます。萌絵さんの偉いところは、一緒に食事をしても、決して愛人にはならなかったことです。「食い逃げの萌絵」という蔑称を賜らないために、会う人ごとに、その人のためになるだろう情報を仕入れて、開陳、今風に言うとプレゼンテーションをしていたということです。かつてのイギリスの首相サッチャーに負けず劣らず「鉄の女」といえるでしょう。最近テレビでは「貧困女子」がよく話題になります。大方のものが風俗に流れていくようです。それがいいとも悪いとも言えませんが、萌絵さんのような生き方もあるのだと知ると、女性も風俗だけに視点を置かないで、もっと多様な生き方も出来るでしょう。そうは言っても現在の日本では難しいことですが、この男性社会に反旗を翻し、復讐する「練炭女」にはならないでほしいものです。

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