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清水義範 夫婦で行くイスラムの国々

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清水義範 夫婦で行くイスラムの国々


     世界は大まかにわけて、儒教文化圏、キリスト教文化圏、イスラム教文化圏になると思われます。われわれが最も知らないのはイスラム文化圏です。われわれは中国の歴史やヨーロッパの歴史は教えられてきましたが、イスラムの歴史はとばしてきたか、教えられても試験に出ないと思っていい加減にやりとばしていたのでしょう。私もインドのアーショカ王くらいしか思い出せません。インド以西の中近東にどのような国があり、興亡があったのかは少しも知らないのです。この本を読むために、世界歴史年表をみましたが、ヨーロッパからトルコ、ロシア、中近東にかけて多くの民族が征服したりされたりを繰り返しているのが見て取れます。今ここに住んでいる民族はかつては1000キロも離れた場所に住んでいた民族かもしれないのです。私のような粗雑な頭では何年かかっても理解できないでしょう。紀元前3000年前から歴史があるのですから。清水先生も訪れる国について簡略な歴史の説明をされていますが、時には歴史の説明のためにこの国に来ているのではないといって、その説明を投げ出されていることもあります。しかしながらその国に入り、そこに住んでいる人と接すると、5000年の文化の「底力」を感じられることがあると言っています。

「モロッコ」の章で、「カスバというのは、モロッコ観光におけるキーワードの一つなのでざっと説明しておこう。カスバとはアラビア語のマグリブ方言で、中心都市、街、という意味だ。だから一つの意味は中心街ということで、アルジェリアのカスバなどはそれである」

私が「カスバ」ときいて思い出すのは昔の歌謡曲です。「カスバの女」というもので、歌謡曲でありながら、どこか異国の歌のようでもありました。歌詞で「ここは地の果て、アルジェリア。どうせカスバの夜に咲く、酒場の女の 薄情け」とあります。やっと私はカスバとは繁華街のことであり、地名ではないのだとわかりました。

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