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清水義範 朦朧戦記

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清水義範 朦朧戦記


        我々団塊世代はほとんど定年になり仕事はしていないでしょう。アルバイトくらいはしているかもしれませんが、フルタイムで働いている人は少ないでしょう。大部分なものは閑をもてあましているでしょう。私の同級生も朝起きたら何もすることがないので、一応散歩に出ますが、川べりをうろうろするだけです。家にいると女房が嫌がるので外に出るのですが年金生活ですから、ベンチに座って時間が過ぎるのを待つだけです。これでは数年の内にボケるでしょう。私は以前冗談で提案したのですがこうした老人を自衛隊員として活用すべきだと言ったことがあります。800万人いた団塊世代は今600万人になっているそうですが、男は300万人と見積もって、マダマダ元気なのがいっぱいいるのですからそれらを尖閣諸島に行かして国土の防衛に当たらすべきです。退屈でボケるよりは尖閣の孤島で中国の戦闘機と対峙する方が何倍も生きているという実感が得られるでしょう。清水義範も私と同じトシですから考えることはよく似ています。この小説では老人たちを南海の孤島に連れて行って「戦争ごっこ」をさしています。東条英機が作った戦陣訓「生きて虜囚の辱めを受けず」で、かつての日本の軍隊は無意味な死に方をしてのですが、武運なく戦いに負けても死ぬことはないのです。捕虜になって敵側の食料をく食いあげそれによって相手の資源を少しでも減らさないといけないという、団塊世代では合理的な考えに変わっています。玉砕ほど無意味なことはありません。捕虜になってもし敵側の扱いが悪かったら後で国際法に照らして相手を糾弾できるからです。自ら命を絶っては相手を喜ばせるだけです。たとえ殺されたとしても両手を上げたものを撃ち殺すなどは国際法違反ですから後で十分に非難でき、相手の国の品位を世界に知らしめることができるでしょう。戦争をするのだったら、終わった後のことも考えて戦争をしないといけないということです。

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