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小説のアイディアが湧くのは雑談や列車のなかだそうです。アイディアを思いつくと、そのアイディアのキーになる単語をメモしておきます。それからそのメモした単語がパンでの酵母みたいになり、小説が出来てくるということになります。そうはいっても面白味を見るける着眼点は長年の修練の賜物でしょう。私もメモしていますが、仕入れに行って、買い忘れしないために、醤油とかラップとかメモしているだけです。これでは創造的なものは何一つ出来ませんが、しっかりとかぼちゃの味付けは出来るでしょう。
浅倉久志篇「ユーモア・スケッチ傑作展」の中でフォードの作品に大いに触発されたと言っています。この前私もこの本を読みましたが、それほどユーモアを感じさせるものはなかったような感じがしています。これも清水義範と私の頭の違いによるのでしょう。
「フォードの短編を読んで、私はなるほどこういう知的な、ものの見方をずらしたユーモアがあるのだと思い、私もそれをやってみようと計画したのだ」
私は「知的ずれの見方」を感知することもできませんでした。フォードの短編を集めた本(わたしをみかけませんでしたか?)も出ているようですから、また借りて読む必要がありそうです。
誰が言ったかはわかりませんが、「真実は貴方の理性を鍛えるが、物語は貴方の心を癒す」という言葉があります。これに影響されて私はまた格言なるものを発見しました。
「真面目さは人を窮屈にさせるが、ユーモアはリラックスさせる」
はじめはすばらしいものが出来たと思いましたが、あらためてみると、当たり前のことで、もうひとつひねりがないと人に衝撃を与えるものではないと感じました。