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「漱石先生大いに悩む」の成功に気をよくして、第二段のこの本を2006年に出版しています。自らを文学探偵と名乗り、読書諸氏ならたいてい知っているものを材料にして「教養」小説を作っています。とはいっても私の知らないこともたくさんあります。この小説の肝である、福沢諭吉の心訓なるものがあったということ。しかしこれも清水の創作かも知れないと思いましたが、後の文章に富田正文が福沢諭吉全集20巻の付録で「福沢心訓七則は偽作である」と書いてありますから、わざわざ岩波版の全集も改変して創作することないということで、実際にそれが普及しているということ知りました。最近私も歳をとったせいで教訓づいていますから、この心訓を書き出してみましょう。
「一、世の中で一番楽しくて立派なことは、一生涯を貫く仕事を持つということです」
「二、世の中で一番みじめな事は、人間として教養のないことです」
「三、世の中で一番さびしい事は、する仕事のないことです」
「四、世の中で一番みにくい事は、他人の生活をうらやむ事です。」
「五、世の中で一番尊い事は、人の為に奉仕して決して恩にきせない事です」
「六、世の中で一番美しい事は、全ての物に愛情を持つことです」
「七、世の中で一番悲しい事は、うそをつく事です」
七つでまとめるのは人間の記憶の限界のよるものかも知れません。キリスト教の七つの大罪も有名です。ガンジーも七でまとめているのがあります。
「理性なき政治」「労働なき富」「良心なき快楽」「人格なき学問」「道徳なき商業」「人間性なき科学」「献身なき信仰」
諭吉、キリスト、ガンジー、彼らの言っていること実行すれば、現在のシリアのような戦争は起こらないと思われます。