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渡辺佑基 ペンギンが教えてくれた物理のはなし

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渡辺佑基 ペンギンが教えてくれた物理のはなし


        ジオロゲーターとは動物などに取り付けて、その行動を記録する計器です。技術が進んで、動物に負担にならないように小型化されています。ビデオカメラも設置されたものもあります。

マグロが時速80キロ出ているというのはうそです。「巡航平均速度」は時速8キロメートルです。マッコウクジラは水深2000メートルまで潜水したという記録があります。これらは全てこれらの計器のおかげでわかったことです。また衛星のおかげで位置情報もつかめます。魚やペンギンや鳥の回遊もこれでわかるようになりました。

鵜にジオロゲーターをつけて、水中での生態を調べようとした時に、この鳥が空中での飛行の速度がわかりました。時速45キロメートルほどです。

ペンギンと物理がなぜ結びつくかというと、「なぜ大きな動物ほど速く泳ぐのか」の解明によるところによります。そこには冷然とした物理の理論が働いているのです。

「動物を駆動する代謝速度は体重の4分3乗に比例し、それを妨げる水の抵抗は体の表面積、すなわち体重の3分の2乗に比例する。そのため、大きくなればなるほど代謝速度に対して水の抵抗が小さくなり、速く泳げるようになる」

物理学ではそうなっているのでしょう。

今後、刑務所では犯罪人が多くなり収容しきれなくなるという予想があります。アメリカでは軽微な犯罪者には電波を発信する足環をつけて、刑務所に入れないで、監視しているようです。そのうち、ジオロゲーターのように、犯罪者の額には、ビデオカメラの機能のあり、位置情報も分かる、器具が埋め込まれるようになるかもしれません。額に手をかざしたりすると、途端に激痛が走る仕様になっていて、犯罪者の状況が刑務所のモニターに映っているという世界がくるかもしれません。犯罪でもまた起こそうものなら、電気ショックで動けないように操作することも可能でしょう。やがてそれらの操作が全て一台のコンピューターで瞬時に出来ることも予想されます。SFの世界だと思われたことが現実になりそうです。

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