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湯浅篤志 夢見る趣味の大正時代

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湯浅篤志 夢見る趣味の大正時代


       明治のはじめころやなかころまで、江戸時代の雰囲気が幾分かは残っていましたが、大正になると「モダンな」と形容されるように、都市部では背広姿が板に付いて来ます。やっと日本も先進国の一員になったという思いが出たころです。明治では汽車が開通したということだけで大騒ぎをしていましたが、大正のころになると、その汽車を使ってどのような旅ができるかと言った解説本が多く出ています。それに自動車、飛行機、スキー、望遠鏡、顕微鏡、蓄音機、ラジオ、シンセサイザーのような新しい楽器テルミン、磁気を使った万能治療器などが次々とでてきます。新しい明るい未来を期待していたのですが、結果は戦争に明け暮れ最後には「国敗れて山河あり」の状態になります。大正時代はこのタイトルどおり、一瞬「夢見る」ことが出来た稀有な時代だったかもしれません。

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