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読書

牧田善二 医者が教える食事術


       これもいまはやりの糖質制限の流れに沿った本です。
20万年の人類史、ほとんど餓えていたので、人類の体は食べられる時には食べて、少しでもエネルギーを体内に保存しておこうという策略をとりました。それが今、餓えることも無く十分に食料があるにもかかわらず、体は昔の習性を忘れないで、必要以上に食べすぎている状態になっていて、それが現在の人類の病気の原因になっているという話です。アメリカナイズされたところでは、肥満者が続出しています。コーラとハンバーグの飲みすぎ、食いすぎです。これら清涼飲料水には角砂糖何十個分もの砂糖が入っています。パンも炭水化物で、炭水化物の摂りすぎで、血糖値の急激な上がり下がりが病気のもとになっているのです。血糖値の乱高下が、「太る>老ける>病む」のサイクルを作っているというのです。

要はこれら清涼飲料水とか缶コーヒーとか、コンビニにあるようなものは一切口につけないようにしないと病気になるといっています。コンビニの弁当、おにぎり、すべて添加剤がまぶされて、今、食中毒にはならないかもしれないが、何年か経つと添加剤の蓄積でもっとひどい病気になる可能性があるということです。

私の若い頃はバターよりはマーガリンの方が健康的だといわれていました。ところが今マーガリンはプラスティックの一種だといわれ、欧米では禁止されています。日本では未だに菓子やパンなどに多く使われています。卵だってコレステロールで余り食わない方がいいと言われていましたが、今は別に問題ないということになっています。このように健康についての考えも日々変わっていっているので、どれを信じていいかわからなくなっています。糖質制限もなるほどと思いますが、これもこの先どう変わるかわかりません。昔の格言どおり、「腹八分目」をもっとーに暮らしていくほか無いようです。

この本はホテルのシェフが貸してくれました。感謝!

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