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インドネシアのスマランで将校のための慰安所を作り、オランダ人女性を使い、戦後B級戦犯になり、銃殺刑になった岡田慶治が収監中に書いた手記を基にして、できた本です。オランダ人女性との同意書のサインもあったという話ですが、戦後彼女らの話では強姦されたり強制されたりして慰安所につれてこられたということになっています。実際は戦禍で食料の困窮から慰安所の募集に集まってきた女性であると岡田は証言しています。彼女たちはいいものを食い、休みにはテニスもしていました。決して無理強いしたのではないということを強調しています。戦いが終わって日本が負けたものですから、日本の将校にサービスしていい思いをしていたオランダ女性たちは、戦後生き延びるために自分たちを犠牲者に仕立てたのであろうということになります。
戦後日本でもバリバリの国粋主義者も民主主義者に早や変わりしています。男だってそうなのですから、か弱い女性がコロコロ意見が変わるのは当たり前です。オランダ人女性も日本の将校と仲良くしていたということを知れたら、戦後ドイツへ兵と仲良くしていたフランスの女性が大衆の面前で丸刈りにされて、さらけものにされたということになることを恐れたのでしょう。
日本の常識は世界の非常識とよくいわれるように、岡田慶治には酷のようですが、「据え膳食わぬは男の恥」とはいかないのです。「武士は食わねど高楊枝」といきたいものです。おすそ分けの代償に肉体を賞味してはいけません。このようなことを中国にも朝鮮にもしておけば日本の皇軍は世界の冠たる軍隊になったことでしょう。