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読書

矢部武 アメリカのベジタリアンはなぜ太っているのか?


        簡単に言えば、アメリカ人は欲望を抑えられない人たちだということです。イヌだって訓練すれば、「オアズケ」ができるのに、アメリカの短い歴史の中で、「オアズケ」の訓練がなされてなかったということになります。まずアメリカ大陸に渡った時、自らの病原菌と、弓に勝る銃で持って、いとも簡単にアメリカインディアンをアメリカ大陸から一掃します。綿花の摘み取りという面倒くさいことはアフリカから連れてきた黒人奴隷にやらせ、やがてハワイに乗り出し、日本を窺がいます。日本では4年間足止めをくらいましたが、原子爆弾二つで日本を蹴散らし、朝鮮半島、ベトナム、ベトナムでは痛い目にあいましたが、それに懲りず、イラク中東まで、神の思し召しということで、相手の事を考えることもなく、自分の規範を押し付けていったという歴史を持っています。現在でも消費することにかまけて、貯蓄しようとする気はサラサラありません。他国のものであっても、アメリカ人が欲しいと思えば、「神の思し召し」を持ち出し、自分のものにしてしまいます。そうかといって彼らはキリスト教を信じているわけではありません。コミュニティの関係から、または選挙のためにキリスト教徒のフリをしているだけで、この国の、特に白人系の人々は、カネに世知辛く、教会での結婚式には永遠の愛を誓いますが、実際は2組に一つは離婚をし、慰謝料などで醜い争いをしています。日本も戦争に負け、アメリカに追随しているのですから、アメリカ風になっていっています。「武士は食わねど高楊枝」は死語になっているようです。このようなことがこの本の主旨になっています。

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