[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ただいまコメントを受けつけておりません。
スターリンの身長が163センチだとは、私より1センチ低い。大人物だからさぞかし背も高いと思っていましたが、これをきいてびっくりです。小男は陰険だといわれていますが、このことから何千万人かの粛清がわかるような気がします。おまけにグルジア人であり、民族的にもロシア人と違うようです。
スターリンは2度結婚していて、最初の妻エカテリーナとはヤーコフ(長男)、二番目の妻ナジェージダとは次男のワシリー、長女のスヴェトラーナ、それに養子のアルチョムがいます。長男ヤーコフはドイツ軍の捕虜となり、ドイツ側からドイツの将軍とヤーコフの捕虜交換を提案されましたが、スターリンは将軍と一介の兵士との交換はできないといって拒否します。ヤーコフは高圧電流の通った金網に突進して死にます。二番目の妻とは喧嘩が絶えなくて、妻は拳銃自殺をしてしまいました。スターリンが殺したのではないかという説もあります。二番目の妻を語るときはスターリンの唇はいつも震えていたということですから、冷血漢であったスターリンでも何か熱いものが心中に浮き上がってくるのでしょう。次男のワシリーはアル中で、親父の権力を傘にして放蕩三昧をして、スターリンが死ぬと途端に捕まってしまいます。刑務所から帰ってきた遺体には数々の暴行のあとがあり、暴れるので殴られたのでしょう。もっともかわいがられた娘のスヴェトラーナも親の愛憎劇を見て育ってきたのですから、自らの結婚生活もうまくいきません。離婚と結婚を繰り返し、アメリカに亡命し、また故郷に帰ってきたとおもったら、またアメリカに舞い戻っています。安定的な愛情生活がなかったものですから、精神的に安定を欠くのは当たり前でしょう。偉大な親を持つ子供はいずれにしても大変なプレッシャーを感じるということです。