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稲垣栄洋 散歩が楽しくなる雑草手帳

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稲垣栄洋 散歩が楽しくなる雑草手帳


         フキはその葉っぱで尻を拭いていたと言うところからきています。植物の名前にはよく犬という名前が組み込まれていることがあります。それは役に立たないとか、食べられないと言った意味があります。その点フキは食べられるし、トイレットペイパーにもなるしで、多いに役立つ植物です。私が子供時分葉っぱの先を巻いて、別のものとを絡み合わせて、ひっぱりあってどちらが切れるかを競い合ったものでした。その植物の名は「オヒシバ」といって、別名「相撲取り草」といわれています。当時の百メートル道路は雑草だらけで、そこで転げまわって遊んでいたのですから、服には雑草の種がよくひっついていたものです。もちろん昆虫も多くいて、バッタなどをよくとっていたものです。トカゲや蛇もいて、おもちゃなど買ってもらえないでも、結構それらを追い回して楽しんでいました。

「ヘクソガズラ」は「屁臭」からきています。屁臭い匂いがするのでしょう。でもこの植物にはことわざも出来ています。「屁糞かずらも花盛り」すなわち「鬼も18、番茶も出花」、年頃の女性は何とも魅力があるということです。

「タイヌビエ」は稲に似ていて、人間をだまそうとしています。擬態は動物だけだと思っていましたが、植物も種の保存のためにはこのようなこともするのだとビックリしました。

雑草をなくするためには、草取りをしないことだと言っています。いずれにしても草を刈っても次から次と来るのですから、それも今までより強い雑草が来るのですから、ますます草取りが大変になります。今の石炭も太古の草が変化したものだそうですから、何億年か後の資源のためにほっておくことも悪くはなかと思われます。
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