忍者ブログ

読書

笹山敬輔 昭和芸人7人の最期

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

コメント

ただいまコメントを受けつけておりません。

笹山敬輔 昭和芸人7人の最期


     今年も昭和に活躍した芸能人が幾多亡くなっています。また昭和では若々しかったタレントや歌手が、最近の動画で見ると、おじさん、おばさんになっています。それを見ているお客さんも若い人はいなく、みんな出演者と同じくらいの年頃です。日本の高度成長を担った我々の、雄姿というか、残骸ともいえそうな姿が映し出されています。野球帽をかぶってギターを弾いている人もいましたが、きっとつるっぱげを見られたくないためでしょう。私も働いていますが、彼らもいまだに歌を歌って、活動しているとは、格好のいい言い方ですが、実際は労働しているということで、カネを稼がないと食えないからではないかと思われます。往々にして芸能人は若い頃から派手な生活に慣れ、イソップ物語のキリギリスそのものでありますから、アリのようにコツコツと若い頃から貯蓄にいそしんではいないでしょう。悠々自適で自宅でくつろぐという生活はできないのでしょう。この本に出てくる芸人、榎本健一、古川ロッパ、横山エンタツ、石田一松、清水金一、柳家金語楼、トニー谷、金語楼だけは愛人が多過ぎて、その生活費のために働いていましたが、他のものは人気が衰えても、仕方なく死ぬまで働いています。我々がテレビっ子の時代、もはや榎本健一、古川ロッパ、横山エンタツ、石田一松、清水金一の芸は古臭いものでした。と言っても、石田一松、清水金一はあまり知りませんが、榎本健一、古川ロッパの舞台中継を見ても、あまり面白いものだと思われませんでした。エンタツ・アチャコの漫才はそれなりに面白かったのですが、もはやコント55号のテンポの速さをみるにつけ、時代遅れだなと感じたものです。とはいっても、コント55号が人気の時にエンタツ・アチャコがやっていたかどうかは、記憶が定かではありません。多分やっていたような記憶はあるのですが、最近の私の脳も靄がかかってきているのです。コント55号の坂上次郎ももはやこの世にはいません。いつの間にか世の中の様相が変わっていくのがよくわかります。もう我々も長くはない。

PR

コメント

プロフィール

HN:
No Name Ninja
性別:
非公開

カテゴリー

P R