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筒井康隆 漂流 本から本へ

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筒井康隆 漂流 本から本へ


  1.         人間はいろいろなものを食べてソレが最終的には糞になります。人間の精神生活もいろいろな本を読み、それが作家なら作品という糞になります。一人前の作家になるためには多くの本を読まないといけないのでしょう。それに消化力の強い胃腸を持つ必要があります。そうでないと立派な作品は生まれません。バルザックやドストエフスキーの長編は立派な消化器官があったことが想像されます。日本の私小説家たちは残念ながら消化器官が弱くいくらたくさん本を読もうとも、それらが下痢状になっているようです。どっしりとした長編の糞にはならないようです。中には便秘になっていて、何一つ出さないで悶死する人も多いようです。大学の中では博士になるために若い頃論文を書いただけで、あとは何一つ論文を提出していない研究者も多いと聞きます。最近では論文の数で評価が定まるようですが、やはり中身が問題です。水のような下痢ではいくら数が多くても鬱陶しいばかりです。

文壇の「定説」にこのようなものがあると言っています。

「いい作家が出る条件は、いい家柄に生まれ、その家にたくさんの本があり、その家が没落することである」

筒井の父親は動物学者であり、いえには多くの本があり、家がその後没落したかどうかはわかりませんが、自分のIQが非常に高く、そうはいっても学校の勉強はあまり出来なく、やっと同志社大学に入り、演劇にのめりこみ、日活のニューフェイス試験を受けたにもかかわらず、面接官の前を歩かされただけで落とされ、自分の顔が俳優なみでなないと悟り、やがてSFジャンルに活路を見出し、作家になったということで、文壇の「定説」に当てはまる一人であると主張したいようです。

筒井の唯野教授の・・・は読んだことがあると思うのですが、何一つ思い出せません。私の場合は胃が弱く、消化できなくて、嘔吐していたのかもしれません。

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