忍者ブログ

読書

織田一郎 時計の針はなぜ右回りなのか


          本のタイトルの答えは、日時計を考えればいいのです。北半球では日時計の陰が右回りに刻々変わっていくからです。

「地球の自転は一年に平均で0・826秒ずつ遅れている」ので、「1972年以来94年までの23年間に19回」微調整をしています。私たちが知らないうちに、うまくやってくれているようです。

広島の眼科病院の屋上の時計には眼検査のマークを文字盤にしたものがあると書いています。きっとそれは路面電車宇品線沿いの眼病院でしょう。スーパージャスコの方面から見るとそれがよく見えます。

人間の体内時計は25時間制になっています。年々時間が遅れているので、それを見越して25時間制になっているのかもしれません。だとすると人間は当分の間地球上に存在し続けるでしょう。

子供の頃、相撲の仕切りの長さにイライラしたものですが、最近ではそれが苦になりません。これも歳をとると新陳代謝が遅くなるので、こういったものも気にならなくなるのかもしれません。といっても最近の仕切りは昔より短い時間になっていると言っています。

歳をとると一年が早いということは、新陳代謝が遅くなり、何をやるにも動作が鈍くなり、そのために時間だけが早く通り過ぎていくと感じるからだということです。これを哲学的に考えると、新陳代謝が0になると、すなわち死の状態になると、時間は無限大になるのか、それとも0になるのか、よくよく考えると死んでしまってはそのようなことを感じられないのですから、考えても無駄なことです。

PR

コメント

プロフィール

HN:
No Name Ninja
性別:
非公開

カテゴリー

P R