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フランスのパリ大学に留学しています。そのときフーコーの知り合いである神話学の学者・デュメジルに同性愛の行為に誘われています。フーコーも同性愛者であるということです。フランスではかつて浮世絵などで日本フィーバーがあり、フランス人は日本文化や日本人に興味があるようです。遠藤周作もフランスで、日本ではぶさいくと思われる女性でもフランスでは女王のように振舞って、フランスの男を何人も従えて遊んでいるのを目撃しています。その女性の目と遠藤の目があったとき、その女性の目は何か文句はあるのかという風な目つきだったそうです。若いフランス男にとって、黒い髪や、不均衡な顔立ちは東洋の神秘と写ったのでしょう。教養高いフランスの学者たちは女性よりは東洋の男の子に興味を惹かれるのでしょう。文化的に劣ったものを引き上げてあげようという親切心かもしれません。フランス語を教える代わりにホモ関係を持とうと言う提案に船曳は「棚上げ」という状態にして、婉曲に断ったということになっています。そのときデュメジルはこう言っています。
「私は20歳のころ、第一次世界大戦の塹壕の中で、数ヶ月間男だけと暮らしたがそうした感情は起きなかった。だからおまえも50歳になってからそうなるかもしれない。だから、いま、そうでないことは構わない」
フーコーの講義をデュメジルと一緒に聴きに行き、講義の後、三人で歓談したということになっています。その後船曳はフーコーにも会って教えを乞えています。
船曳は50になってもホモの発芽はなく、女性と結婚して子供までもうけているので、健全な性生活をおくっているのでしょう。文化人類学の学者になり、いまや東京大学を退職し、年100日くらいは海外旅行をしています。