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若松実 韓国風流小ばなし 初期李朝艶笑譚

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若松実 韓国風流小ばなし 初期李朝艶笑譚


    15世紀16世紀の李朝時代、儒学者が漢文で書いた手慰みの小ばなし、作者不詳の小ばなしを集めた本です。

日本と近いのですからよく似た話があります。キーセンがなじみの客を別れるとき、あなただけにといって、客の歯を所望します。痛いのに客は歯を抜いてキーセンに渡します。それほど自分のことを思ってくれているのかと客は痛いのをこらえて感激します。ところがキーセンの子袋には多くに客の歯が詰まっているのです。日本では遊女が客を誘うために同じ手紙を出して、文面の誠実さが反対であることが露見してしまうという話になります。

けちな親父が三人の息子の自分の葬式をどうするか聞きます。長男は普通の葬式をしますといって怒られます。次男はもっと安く葬式をとり行うといっても、怒られます。三男ですが、死んだ親父の体を洗い、市場にもって行き肉として売りますといいます。それに対してこのケチ親父は、喜び、かけで売るではないとアドバイスします。

総じて朝鮮小ばなしは品が悪く、小便、糞便、陰口、マラ、屁など普通に出てきます。野末陳平か野坂昭如かどちらかと思いますが、女と別れるには、布団に糞を垂れると一発だと言っています。朝鮮では気性の強い嫁を調教するために糞を利用します。一緒に寝た後、嫁が寝たと思ったら、用意していた糞を布団の中の置き、自分は別の部屋に移動して、朝を待ちます。朝嫁が起きたら、何食わぬ顔をして部屋に入り、何か臭いと言って、布団をあげ、そこで糞を発見し、寝糞をしたといって嫁を恥じ入らせます。これで一挙に嫁の強い気性はたわめられるということになります。そうなればいいですが、気性の強い女だったら、その糞をちりとりに入れて、お前の糞だと叫んで投げ返すでしょう。

 

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