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本のタイトルを見て、韓国などその場その場でコロコロ変える国など好きになってはいけないということだなと思っていましたが、反対で、韓国人が日本を好きになってはいけない国だといっているのです。菅野朋子はJpopの好きな若い韓国人にインタビューして、この本を2000年に書き上げています。韓国の学生たちは歴史で反日教育を受けていますから、ほとんどの人が日本を嫌っています。菅野朋子も韓国人から慰安婦問題や独島の帰属問題を問われています。毎年独立記念日前後に、つまり日本の敗戦の日に前後に、韓国では植民地時代いかに日本が朝鮮人にひどいことをしたかというドラマを放送するそうです。日本の憲兵によって拷問されているシーンをドラマでも、戦争記念館でも蝋人形を作って展示しています。このような記念館に毎年見学することが学生に義務付けられています。このような教育をされると、日本を好きになるということは考えられません。しかし歌やダンスなど芸能は、たとえ日本人であっても格好いいものは韓国でも受け入られます。韓国人にとっては痛し痒しですが、反対に日本人も韓国ドラマにはまっているおばさんたちを見て、こりゃなんだということになるのです。
なぜ日本のオバサンが韓国ドラマにはまるかを、柳在順が解説しています。
「韓国社会は、今、昔の価値観が崩れていく過程の真っ最中にいるんですよ。逆に、日本は、昔を取り戻す過程に入っている。だから冬ソナが、日本人の心にすうっと入ったんだと思う」
別の言葉で、この本の解説の野村進がわかりやすく説明しています。
「儒教社会的な家族関係は崩れつつあるものの、家族の絆は強く、人情もいまなお濃い韓国ドラマに、家族も人間関係も砂のようにばらばらになってしまった日本人がノスタルジーを感じて、引き寄せられているということになるのであろう」