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読書

藤田孝典 続・下流老人


     私は最近不整脈が止まらなく、仕事をやめて帰り、自宅近くの医院に行くと、県病院に行けといわれ、救急車で連れて行かれました。不整脈は止まったのですが、心臓が止まりそうになったのは、勘定書を見たときです。7000円近くも払いました。命が助かったので、このくらいで済んだのは安いともいえますが、もし私に収入がなく、国民年金だけの生活なら、二つの病院で1万円ちかくかかったのは、由々しきことで、病院通いをすればすぐに下流老人になることは間違いありません。現に収入があるといっても大したものではなく、実際は下流老人ですが、店の残り物を食べていれば、別にカネを使うことがないので何とかやっていけます。この本を読みますと、65過ぎても働く人が多いそうです。フランスでは60過ぎると働いている人などあまりいません。年金で十分暮らしていけるし、もろもろの福祉が充実していますから、病気になっても医療費など余りかからないのでしょう。病院に行くたびに何千円もとられたりすると、こりゃあ定年になっても働かないといけないなと考えるでしょう。日本で余裕ある生活できる老人はほんのわずかな人数しかいないように思われます。介護されるような状態になったら、われわれ貧困老人はゴミ芥のように扱われるのでしょう。日本は世界に対して先進国面をしているようですが、バングラデシュ並で、我々貧困老人はロヒンギャ扱いをされるでしょう。

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