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藤田紘一郎 人の命は腸が9割

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藤田紘一郎 人の命は腸が9割


          藤田紘一郎先生は最近、薬事法違反で書類送検されました。健康食品をガンに効くとこの会社の宣伝文句に書いたためです。自分の信念を商売に関わらすには注意が必要です。気づかないうちに、法律にひっかかることもあります。

この本でもガンの予防には「入浴」「深呼吸」「週一回の温泉」と書いています。たとえば「入浴」にしても風呂がまの宣伝で、がんに効くと言って金をもらうと罪に当たります。「深呼吸」にしても何々体操の協会の宣伝文句でもいけません。ましてや広島の音頭温泉がガンに効くと言って、対価をもらうとそれも罪になります。要はある特定の企業などに利益を誘導するような文言は注意が必要です。カネがからむとややこしいことになるのです。

雪印乳業の中毒事件でコメントを求められた時、中毒を恐れる余り、防腐剤を極限まで入れたその外の乳業会社のほうが悪質だと藤田紘一郎先生はコメントしましたが、ボツになったそうです。工場で作る食品にはいずれにしても防腐剤や着色料がふんだんに入っているのは間違いありません。コンビニの弁当にしても同じことです。このようなものを取り入れると、腸の中の菌がこれらの薬剤によって壊されます。人間は菌との共存で生きています。善玉菌がなくなるとある種のビタミン類もできなくなります。菌が育たないきれいなコンビニ弁当よりは、自分で料理して床に落ちた料理の方が「寿命を延ばす最高のサプリメント」であると主張しています。菌まみれの食べ物は腸に入ると、もしそれが悪玉菌だと腸の防御体制が活性化し、それらを殲滅します。もしそれらが善玉菌であると腸に住み着いて人間の健康に寄与してくれます。赤ちゃんがハイハイして手をねぶるのは体内にいろいろな菌を入れて、試行錯誤しながら自分の最も似合った腸内体制を作ろうとしているからです。バッチイといってやめさしてはいけません。小さいときからいろいろな菌に晒しておけば、自然と体が強くなっていくのです。

このようなことを聞くと先進諸国の清潔志向もかえって病気を蔓延さしているようにも思えます。今からは菌との共存を考えないといけない時代になってくるのかもしれません。人間が増大して絶滅危惧種が増えたように、このような失敗を菌にまで及ぼすと、菌は絶滅危惧種よりは甘いものではないのですから、もっと強烈な毒素を出す菌が現れるでしょう。「窮鼠猫をかむ」という格言は「窮菌人間を殺す」と書き換えられるでしょう。

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