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読書

鈴木成子 まるごとインドな男と結婚したら


        どの国でも稼ぎの少ない男と結婚した女は苦労するものです。ましてや国際結婚となると、その苦労も並たいていなものではありません。鈴木成子さんは教員免許もあり、英語もできたので、インドでの生活が困難になると、日本に帰り、代用教師をやり、金を溜めて、インドに帰ったりしています。結婚当初は旦那に日本製のカメラを買ってあげ、彼が写真報道家としてのスタートをきらしてあげました。男の子も生まれましたが、旦那のプライドの高さから、対人関係がいびつになり、思うように稼ぐことが出来ません。成子さんはインドでも日本語学校の教員をして一家を支えていました。とうとう立ち行かなくなり、また日本に帰り、代用教員や英語塾を始めます。その間息子はインドで寄宿舎付の学校に入っています。また再びカネを溜めて、インドに帰り、今度はその金で家を買うことになります。ところが不動産屋に騙されて、その家を手放さなければならなくなり、再び母の介護のためにも日本に帰ることになります。息子は国立大学に入り、そこを卒業すると、靴の専門学校に入学し、経済的なことで卒業できなかったのですが、ナイキの会社に就職でき、成子さんの母親も死に、今ではインドで息子と暮らしています。旦那とは別居状態です。

この本でわかることは、女性にとって旦那よりは自分が生んだ息子や娘が頼りになるということです。稼ぎの無い旦那は、いても無駄なだけです。プロバスケットボールで年収何十億円もあるロッドマンのような男なら、子種をもらい、子を生み、何かと難癖をつけて、さっさと離婚し、この扶養料と多額に慰謝料をむしりとることが良策というものです。男というものはカネを稼がないと馬鹿にされ、稼ぎすぎると利用されるものだということがよくわかります。

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