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長沼毅 倉持卓司 超ディープな深海生物学

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長沼毅 倉持卓司 超ディープな深海生物学


        人間がこうも増えると、将来なまこにならざるをえないでしょう。人間はなまこを目指して進化すべきだと思います。なまこの体は「キャッチ結合組織」といわれるもので、「筋肉に比べ10分の一以下のエネルギー」で動き、これを「維持するためのエネルギーはほとんどいらない」ということで、完全無敵のエコカーといえるでしょう。だから「栄養価のない海底の砂や泥だけで生きていける」ので、農業などをして自然を破壊することもありません。栄養価のないものを食っていますから自らも栄養価はなく、それ故捕食者もこれを捕らえて食おうとは思いません。ただし日本人、とりわけ中国人は世界から高級食材として乾燥なまこを輸入していますから、唯一の天敵といえるでしょう。寿司もそうですが、肉食を中心にした欧米各国に魚の旨さを強調して、彼らがそれらに目覚めたら魚の資源はますます取り合いになり、日本は窮地に陥るでしょう。最近金回りがよくなって、世界からなまこを「爆買い」する中国にはもう少し考えてもらいたい。なまこなど見向きもしなかった人々の関心を喚起し、なまこを食ってみようとする人たちが増えてくると結局は自分たちの首を絞めることになります。それになまこ本来の進化の趣旨にも違反します。栄養価がないということで捕食者の食う気がしないように仕向ける戦略が無効になり、なまこの繁栄が阻害されます。エコを邁進するなまこの涙ぐましい精神を、スモッグで覆われた北京に象徴される中国の人民たちは少しは取り入れようと努力すべきです。

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