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「脳化」とは脳が化けると書いて、都市そのものが脳の表現型だと言っているようです。
「都市とは、人間の考えたものしか置かないという約束のあるところ」
養老孟司が小さい頃、私もそうですが、川でハゼを釣ったり、草っぱらで虫を捕ったりして遊んでいました。親も敗戦後日々生活で精いっぱいで、子供などに構っておられません。ある程度我々は自然の中にいたことになります。現在では都市化が進んで、もはや自然などありません。で、現在の子供はどうなっているのでしょうか?犬のブリーダーのようになっているのです。これも「脳化」で、優秀犬のイメージで子供を育てているのです。要するに東大に入って、いい会社に入って、高給取りになったりエリートになったりすることが、人間の都市化です。そこには自然が入る余地はないのです。我々子供時代今の子供より知能指数は低く、おまけに獰猛であったかもしれませんが、まだ自然と関わることができたのです。今の子供はケージに閉じ込められ日夜卵を産むニワトリ、つまり優秀な点を取るために訓練されているのです。このような優秀な人、つまり「都市化した人」が代々リーダーになっていくと、一種のかたわで、自分の狭い環境の中でしか育っていないのですから、見方も一辺倒になるということです。下手をするとナチ政権になったり、大政翼賛会なったりする可能性もあります。ゴキブリは殺虫剤で殲滅しなければならないと思うばかりで、食料としてどうかとは考えなくなります。