[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ただいまコメントを受けつけておりません。
敗戦後にほんのすべてが変わったと思いがちですが、敗戦を境にして明治生まれや大正生まれが全て死んだわけではなく、アメリカ的民主主義になったとしても、それにそぐわない多くに人々がいたでしょう。占領軍もはじめは共産党の理念を持って日本を改革しようとしていましたが、ソ連との対立が深まり、占領軍も24年頃から反共路線に切り替わります。それで敗戦当時公職追放になった人々や、かつて軍で活躍した人々が復活し、CIAのエイジェントになったり、直接的に謀略機関に雇われたりします。現首相の安部の祖父も戦犯でしたが、復活して首相になっています。
人間長く生きると、いくら私のようにボサッと生きていても、時代の流れを感じることができます。大政翼賛会を見るまでもなく、昭和天皇崩御前後の自粛、昨今のコロナの自粛を見てわかるように、日本人は同調精神が強いというか、逸脱を非常に嫌う民族です。この狭い土地でいわば近親相姦並みの近縁者と結婚し続けたのですから、順応な家畜のような人間が多く生まれたのでしょう。何しろ狭い土地で近隣者との軋轢を避けるためにはおとなしい人間が喜ばれます。ロシアの実験によりますと、野生のキツネを育て、気性の穏やかなキツネだけを交配するとイヌのように人間になつくキツネが数世代でできあがったといことです。戦前は軍人で捕虜になったら死ねと言われていました。死に切れなった捕虜にちょっとした親切を施すと、味方の情報を洗いざらいさらけだしたということです。日本の都市を爆撃したアメリカ空軍はこれら日本人の情報が参考になったといっています。つまりお人よしなのです。ジュネーブの捕虜協定を知っていれば、待遇改善を要求したかもしれませんが、命が助かっただけで大感謝しているのです。フランスでもアメリカでもマスクを付けるのに大反対している人々もいます。とうてい日本ではそのような運動は起こらないでしょう。