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A・ホルバート 開国ノススメ

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A・ホルバート 開国ノススメ


    日本語と英語が対になっている本です。日本のページと英語のページを比べてみると、日本語の方が余白が多いのです。ということは日本語では少ない言葉で意味が通じ、英語では多くの言葉を費やさないと意味が通じないということになります。英語は冗長であり、日本語は簡潔だということになります。別の意味では英語は緻密であり、日本語は大雑把だともいえます。英語では契約書の文章であり、言い逃れができませんが、日本語の文章は忖度の文章であり、どうとでも言い訳ができるような気がします。

A・ホルバートによりますと、日本は議会制民主主義ではなく、利害制民主主義といっています。日本の国会議員は「法を作る人」ではなく、自分の関係する団体に多くの予算を付けることが第一の仕事になっています。英語では議会制民主主義を「parlliamentary democracy」といい、利害制民主主義を「interest-group democracy」といっています。

昭和天皇の葬儀で、A・ホルバートが第二次世界大戦の日本について言っていることは、欧米、とりわけアメリカのジャーナリスト、知識人の典型を示しています。日本がアジアに多大な被害をもたらしたことをいい、なおかつ、いまでもそういう事実を自国の教科書に載せないで、いまでに反省の色がないということです。そういわれると、日本だって言いたいことはたくさんあります。第一次世界大戦後日本は国際連盟に人種的差別撤廃提案を出しましたが、アメリカの大統領・ウッドロウ・ウィルソンによって否決されました。インドネシアでのオランダ人を日本兵が殺したというなら、それまでのオランダ人は現地人にどのようなことをしたのかを言ってほしいものです。イギリス人、アメリカ人、オーストリア人の捕虜を虐殺したというなら、オーストラリアのアボリジニの虐殺はどう説明するのでしょう。イギリス人だって世界で植民地を持ちひどいことをしています。アメリカだって、インディアンは言うに及ばず、黒人にしてもしかり、日本人だって法律で以てひどい差別を受けていました。自国のことを差し置いて、他国のことをつべこべ言うのは韓国と同じです。案外アメリカのジャーナリストは韓国と気が合うのでしょう。今回の日韓の問題も韓国に肩入れし、日本バッシングになりそうです。私一人の被害妄想かもしれませんが、白色の人々は黄色の日本人が成功するのを最も嫌がる人たちかもしれません。甘い生活ができていた植民地から追い出されたことに未だに深い恨みを持っているのでしょう。

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