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読書

H・J・マッキンダー マッキンダーの地政学


    マッキンダーは地政学の創始者で、地政学の用語は彼によるものが多い。「ランドパワー」とか「シーパワー」というものです。ランドパワーはロシヤであり、シーパワーはイギリス、後にアメリカとなります。もっと詳しく言うと、ユーラシア大陸の骨幹にロシヤが横たわり、この大陸の周辺部が「半ば大陸的、半ば海洋的な内周の半月弧」で、東ヨーロッパ、イラン、イラク、インド、東南アジア、フィリッピン、日本などがあります。その外側が、「完全な海洋的な外周の半月弧」で、アメリカ大陸、オーストラリア、南アフリカ大陸などです。

イギリスはロシヤの南下政策を恐れていました。古くは、日露戦争で、日本を助けました。なぜかというと、極東でもロシヤが出てくると、それがやがて、イラン、イラク、インドまで、ロシヤが南下し、石油の利権や、インドでの優位が脅かされるからです。第二次世界大戦最中からイギリスのチャーチルはロシヤの行動に不信を抱いています。アメリカのルーズベルトは取り巻きの共産主義者たちの意向で、満州、朝鮮、日本すら侵攻することを容認しています。ルーズベルトは日本憎しという思いで行動していましたが、チャーチルは大戦終了後の世界のあり方について考えているのです。まさしくチャーチルの心配したことが起こります。中国も共産化し、朝鮮半島では再び戦争が起こります。いまだにアメリカはルーズベルトの神話を崩したくないものですから、アメリカの歴史学者はルーズベルトの間違いを指摘しません。最近また、日本の慰安婦問題を糾弾するアメリカの女性が実は中国のスパイだということがわかりました。中国や韓国のアメリカでのロビー活動がいかにうまいのかわかります。北朝鮮も拉致問題を言う前に、日本は北朝鮮に賠償することがあるのではないかと言っています。韓国の文在寅の入れ知恵もあるのでしょう。ロシヤのプーチンも北朝鮮に肩入れしているようです。このようランドパワーの国々が間近にあるということは、たとえ日本海があっても、危機的状況にあるといえるでしょう。日本海という呼称も、韓国では東海という名に変えようと画策しています。

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