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-スティーブン・ピンカー 暴力の人類史 下

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-スティーブン・ピンカー 暴力の人類史 下


    スティーブン・ピンカーは広島と長崎で二度原爆にあった山口彊について「見方によって、世界で最も幸運な人でもあり、最も不運な人でもある」と書いています。イギリスかどこか欧州のテレビクイズ番組で山口彊を「最も幸運な人」と言って、日本から抗議を受けて局が謝ったということがありました。スティーブン・ピンカーは「最も不運な人」と併記していますから、抗議をまぬがれているのでしょう。また山口彊がこのようなことも言っていると書いています。 

「核兵器を持った国を治めてもよいとされるべきは、まだ赤ん坊に乳をやっている母親だけです」

スティーブン・ピンカーのこの本の主旨は特に男性の暴力性が弱まってきて、人類は過去に比べて現在はより平和であるということなので、ルーズベルト、原爆投下を決めたトルーマン、スターリン、チャーチル、ヒットラー、ムッソリーニ、東条英機、毛沢東、蒋介石と比べ、マカロン、ジョンソン、メルケル(女性)、菅首相、その他多くの自由主義の国々の首相は力づくで相手を押し込めようとする気概はなく、アメリカのハイデンだって80歳に近く、凶暴性は感じられなく、凶暴性を感じられるのはロシアのプーチンかベラルーシの大統領か中国の習近平くらいです。

知能検査も年々上がってきていて、第二次世界大戦を引き起こした年代の少年期の平均的知能指数は現代の知能指数と比べると、50点くらいで、愚鈍といわれる領域にあり、争いや戦争を起こす原因の一つは「アホ」か「バカ」の人数が多いことがあげられるようです。要するに先の見通しのきかない非理性的な人間が目先の面子にこだわって、すぐさま拳骨を振り上げるというのが人類共通の悪い癖だったのです。それが近代になるにしたがって、教育などの啓蒙から、人間も野獣から家畜に変化する途中にあるのです。

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